2008年1月28日月曜日

宮崎候補に投票すべき理由があるかを考えてみる

弁護士激増反対という私の立場からすると、高山先生に投票するべきなのではないかとの考えに傾きつつあるのですが、まだ、投票日まで日数もあるので、宮崎候補に投票すべき理由(あるいは高山候補に投票すべきでない理由)があるかについても検討してみようと思います。もちろん、あくまでも激増反対の観点から。



理由1. 宮崎候補の方が激増をくい止める実力がある

実際、そう考えている先生もいらっしゃるようです。↓

http://hanamizukilaw.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_7e36.html

政治力とか人脈とかということになると、あるいはそうなのかもしれませんね。

でも、その「実力」を激増防止へ向ける意欲はあるのでしょうか。その辺が見えてきません。
宮崎陣営の先生方、是非、コメントを下さい。


理由2. 弁護士会が増員反対を声高に叫ぶと、弁護士会の影響力をそぐ

そう考えていらっしゃる先生の意見をその先生のブログから引用します(但し、もう削除されたようなのでURLは載せません。全文を確認されたい方はGoogleで検索してキャッシュをご覧下さい。)。以下、引用。
「(前略)弁護士会が「3000人増員反対」を唱えれば,弁護士増員を阻止できると考えている弁護士さんたちの「世間知らず」というか,「楽観主義」には驚かされます・・・・。
そんなことを全国の弁護士会が言うようになれば,マスコミと,政治家,国民から袋だたきにされ,飛んで火にいる夏の虫。弁護士会の影響力を削ぐだけと思えます。一言でいえば,「センスがない」です。(以下、略。)」 
以上、引用終わり。
確かにそういうリスクもあるかもしれませんが、最近のマスコミの取り上げ方からすると、必ずしもそうは思えません。それに法務省の方針転換だって、地方弁護士会の増員反対決議に影響を受けている面は否定できないのではないでしょうか。仮に袋だたきにあったとしても、声を上げなければ、結局ずるずると激増路線のままなのではないかという気がします。この辺り、皆さんはどう思われますか。コメント願います。


理由3. 派閥等のしがらみがあるので・・・

私は派閥に入っていないので、これは全く理由にならないんですが、多くの先生方はやはり問題になるのでしょうか。反対候補に投票したって黙っていれば分からないと思うんですが。もしかして、弁護士会の選挙って実は秘密投票が保障されていないということ?事情をご存じの方、教えて下さい。


あー、理由が思いつかない。他に何かある方は是非コメントを。

2008年1月27日日曜日

法務省の決断はどう影響?

法務省が法曹3000人計画の見直しを考えているようです。
http://www.asahi.com/politics/update/0125/TKY200801250101.html
http://www.asahi.com/national/update/0124/TKY200801240483.html

一見、増員断固反対派(=高山陣営)への追い風にも思えますが、かえって増員に対する危機感が薄れてしまい、マイナスに作用するかもしれませんね。

私個人の考えとしては、次のとおりです。
①法務省はまだ見直しを検討すると言っているに過ぎない。
②今後、増員推進勢力からの強い抵抗が予想される。
③そもそも見直しは鳩山法相の意向が強く反映されている様子だが、彼がいつまで法相でいられるかはわからない。
④よって、全く予断を許さない。

やはり会長選挙へは必ず行くべきです。ここで日弁連として増員反対への意思を明確に見せるべき。

2008年1月20日日曜日

他の弁護士はどう思っているのだろう(2)

今回は高山陣営の主張を紹介するつもりでしたが、高山陣営の人のブログを探してみようとGoogleのブログ検索をかけてみると、意外とヒットしません。たまにあると裁判員制度のことに重点を置いていたりして、主張を網羅的に記載しているものは見当たらないようです。まあ、同陣営が明確に増員反対なのは事務所に送られてくるハガキ類で分かっているからいいんですけれど、インターネットももっと活用すればよいのに・・・。

ちなみに高山陣営の方ではないようですが、高山先生が当選するためには若手(=50期以降の弁護士と定義)のどれくらいの割合が高山先生に投票すればよいのかをシミュレーションしているものがありました。興味深いので紹介しておきます。
http://lawbook.cocolog-nifty.com/blog/2008/01/post_ad93.html

派閥にしばられていない「若手」を投票所に向かわせるのが高山先生勝利のカギかもしれませんね。
もっとも、それが難しいんだろうけど。

2008年1月15日火曜日

他の弁護士はどう思っているのだろう

コメントを待っていてもしかたがないので、自分で他の弁護士のブログを検索してみます。
宮崎陣営で活動している先生のブログを見つけました。詳しすぎて読むのが大変ですが、両候補者の経歴までバッチリ載っていて参考になりますね。
http://yoshimine.dreama.jp/blog/90.html
Benの第一の関心は増員問題なので、その点をチェックすると、創る会(=宮崎陣営)は「法曹人口問題については検証を急ぎ、検証の結果によって数やスピードについて2010年3月までに提言する。また、3000人を超えるさらなる増員は断固阻止する必要がある。」とのお考えのようです。これって、「任期が終わるまでには検証を行います。3000人を超える増員は阻止する必要があると思いますが、3000人の範囲内であれば検証の結果次第では容認します。」ということですよね・・・。手遅れにならなければよいのですが。
次回は高山陣営のブログを探してみます。

2008年1月11日金曜日

はじめに

日弁連の会長選挙が一般紙でも記事になっています。

http://www.asahi.com/national/update/0109/TKY200801090199.html

やはり増員問題が争点と位置づけられているようですね。

この点では、私を含め、相当以前から増員反対の弁護士が多いのですが、なぜか増員に明確に反対する高山候補の票は毎回それほど伸びません。高山候補は増員問題のみに争点を絞って選挙戦を行えばよいのにと思ってしまうのですが、なぜそうしないのでしょう。

また、宮崎候補の方は、なぜ明確に増員に反対しないのでしょう。3000人までは容認するつもりなのでしょうか。新人の就職難問題を見ていると、現状のペースでの増加にはブレーキをかけるのが急務のように思えるのですが。

事情がよく飲み込めない筆者に誰か教えて頂けませんか?